【愛のバザー】終了後、園医(幼稚園・保育園の園かかりつけのお医者様)の研修会に参加しました。バザーの片付けがあったので少し遅刻しました。会場には200人はいたでしょうか…幼稚園・保育園の関係者と小児科の先生方が研究課題の報告に真剣に耳を傾けていました。幼児期のメディアと接触する時間による成長と発達の関係、就寝時間による集中力、朝食の摂取による身体的効果etc…
ここにも明日を担う子ども達のために、日夜寝食を忘れ力を注いでいる方々がいる。それだけで胸に何か熱いものがこみ上げてきます。先日、NPO法人の調査で北九州市が子育てしやすい政令指定都市として1位に輝きテレビ等で放映されました。24時間いつでも受け入れ可能な小児科の救急医療施設が1つの市に4箇所もあるのは日本でただ一つ、北九州市のみという事が高く評価されたという内容でした。
そのように高い評価を頂いたのも、この園医会の努力の賜物だと深く感動しました。また、園医会なるものを創設したのも小倉が日本で初めてだということで、先輩方のご苦労が偲ばれました。
しかし、ここにも悲しい現実がありました。前回、なぜ幼稚園の先生や保育園の先生が社会的に地位が低く見られるのだろうと少し嘆いてみましたが、小児科医の関係者も同じくその立場で必死に踏ん張っていらっしゃるのです。
幼稚園・保育園の先生方同様、小児科医も医者の世界では地位が低く、社会に認められず、かつ小児科医療だけでは医師の生活もままならない現状を懇親会でお聞きしました…
なぜだろう…必ずお世話になる小児科医なのに保険証等のポイントが低く、小児科の外来だけではとても施設拡充や充分な看護婦さえも確保できない今の国家の小児医療体制…
子どものために、こんなに頑張っている人達ががなぜ、認められないのだろう…ある先生がおしゃっていました。『小児科だけでは生活できないんですよ…』そんな健康保険証や乳幼児医療保険制度じゃ意味がないじゃないか!保険証制度を見直して、小児科医の先生が看板を下ろさずにすむ保険証制度(ポイントの計算方法)の見直しを新政府にお願いしたい!!と心に強く思ったひと時でした。