過日の2月16日、市内の小児科医の先生方が参加されている【場面かんもく】症候群の幼児・児童への対応についての研修会が開催され、多くの幼稚園・保育園の先生方が熱心に聴講さていました。
さて、場面かんもく症候群とは…
ある特定の場面でだけ全く話せなくなってしまう現象で、お子さんが自宅では家族らと普通に会話等できていても、学校や幼稚園などの家の外では全く話さず、誰とも話さないという事例。その子供は非常に内気な様子に見えて、グループでの活動が苦手だったりします。 たいていの場合、表情や動作やその他のやり方であれば、他の人とのコミュニケーションを取ることができる。脳機能そのものに問題はなく、行動面や学習面などでも問題を持たない。単なる人見知りや恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点なんですね。
かんもく症のお子さんは時には、自閉症と間違われたりしていましたが、園医先生方の地道な努力と研究などにより、最近ではこのような研修会が開催されるようになり、私たちお子さんをお預りして保育する側の貴重な情報共有の場が増えたことは大変ありがたいことです。
今後とも、市内小児科医、保険福祉局で保護者の皆様宛にアンケートが届いた場合は、どうかご協力お願いいたします。